バイナリーオプションは、1日で大金を稼げる投資です。しかし1日で貯金をなくす人もいます。
「えっそうなの?」と思われた人はバイナリーオプションのうまみ部分だけを聞いた可能性が高いです!
すぐに始めると私と同じ目に合うかもしれません。勝ちたい人に必要なのは、失敗をした人の経験談です。
今回は私が実際にバイナリーオプションで失敗した経験談をお話します。失敗をしたからこそ勝利への突破口も見つかりました。合わせて参考にしてみてください!
目次
バイナリーオプションで失敗した6つの経験談
実際に私がバイナリーオプションで失敗した6つの体験談は初心者あるあるでした。
バイナリーオプションは二者択一の簡単な投資ですが、そこに落とし穴があります。
投資をギャンブルにしてしまった実際の体験談を6つご紹介致します。
経験談①バイナリーオプションの「いつか当たる」はギャンブル
バイナリーオプションは「ハイ」か「ロー」のどちらかを選ぶだけの投資です。為替の勉強不足だった私は、当たる確率は単純計算で50%と思っていました。
「ならば2回連続でハイにエントリーすれば確実に一度は勝てる!」
と、安易な考えをした過去が恥ずかしいです。
冷静に考えれば、そんな簡単な攻略法が存在したら成立しません。
1回の取引で負けた場合は、負け分を取り返せる金額で2回目にエントリーをします。私はバイナリーオプションで有名な「マーチンゲール法」に似た投資方法を、知らぬ間に実践していました。
危険な手法と知ったのは為替の勉強を始めてからです。
為替の値動きは3回連続で同じ方向に進むこともざらにあります。
しかし「いつか上がる」と信じ、エントリー額を増やしながら取引を行いました。
結果は、最初に入金した5万円をわずか1日で失ったのです。お金が減っていくスピードに震えたことを覚えています。
経験談②熱くなったら負け
ネットで「必勝法」を学んでから挑んだ2回目の入金は2万円からの再スタートです。
手法はボリンジャーバンドを利用した逆張り、取引時間も勝率が安定する15分取引を選択しました。
1回のエントリー金額は2,000円です。口座残高の1割で取引をするのが良いと知り、学んだことを実践します。
- 1回目:勝「よし!」→21,700円
- 2回目:負「大丈夫。3勝負中2勝できれば利益がでる」→19,700円
- 3回目:負「あと10秒あれば勝てたのに...」→17,700円
「逆張りは間違いじゃない」、惜しい負けが続いたことで「次は勝てる」といった根拠のない自信がありました。
どうしても次の勝負で口座残高を2万円に戻したいと思い4,000円でエントリーしたのです...
しかし明らかな上昇相場の中、反発を信じていた私には勝てる訳がありません。負けにより熱くなった私は、口座残高全額でエントリーをします。
入金した2万円は5回目の取引で0円になりました。
......
負けた直後、天井を見上げたことで久しぶりにパソコン画面以外を見たことに気が付きます。周囲が見えなくなるほど熱くなっていたのです。
経験談③サインツールとの出会い
3回目の入金は強気の3万円です。
自信が持てたのは「サインツール」との出会い、知識が乏しい私でもサインが出たタイミングでエントリーをするだけで利益が出せると信じて疑いませんでした。
サインツール以外にも、2回の失敗を経て自分なりにインターネット検索を利用して勉強しました。
この時期に私が必要だと感じた知識は下の3つです。
- MT4によるテクニカル分析
- 主要インディケータの使い方
- 為替が値動きする要因
そしてサインツールの存在を知ります。
ちょうど勉強していたインジケーターを利用して作られたサインツール。サインがでたらエントリーするだけとの売り文句を信じたのです。
恥ずかしながら「最強じゃん」と当時は思いました。
いろいろなサインツールを調べ、最も多くのインジケーターを利用して作られたサインツールを見つけ298,000円で購入をします。
確実に勝てると信じ勝負に挑んだ3戦目の始まりです。
- 監視時間:6時間
- サイン回数:4回
- 勝敗結果:3勝1敗
1日目、6時間パソコンを見てエントリーができた(サインが出た)のは4回。
3勝1敗でした。
エントリー金額は2,000円でしたので3,100円の利益です。
初めてプラスで終えられたのですが、時給に換算したら少なすぎると考えました。(時給約500円)
ならばと、結果がでたサインツールを信じ、次の取引は6,000円に増やそうと考えました。
- 監視時間:7時間
- サイン回数:4回
- 勝敗結果:1勝3敗
次の日、7時間パソコンを見てサインが出たのは4回です。
1勝3敗でした。
初回のエントリーで勝利をしたのでその時点での残高は38,200円、「確実に利益がでる」と喜んだことを覚えています。
しかしその後は3連敗です...
しかも同じ過ちを繰り返します。
2連敗をしたことで残高は26,200円になりました。
「2連敗したし次は勝てる」という根拠のない自信が、2万円勝負という暴挙につながります。
待ちに待ったサイン、
震える手でエントリーをした15分後、
残高は6,200円になりました。減った残高を見て「バカなことをした」と悔やむのです。
経験談④意味のない転売
後がない私はここで、口座残高の6,200円を大切にしようと考えます。
前回のサインツールでは、順調に勝利ラインを超えているにも関わらず残り時間がわずかで負けるのを繰り返しました。
そこで「転売」の利用を始めます。
転売とは、エントリーの途中でエントリーポイントを放棄し利益、損失を確定させる事を言います。
エントリーは1,000円で、「やばい」と感じたら転売を利用してマイナスだけは防ごうと考えました。
この考え方が間違っていました。
転売の使用は終了の1分前までです。
いつの間にか、確実に勝てる取引まで転売をするようになりました。
転売をしたら利益は300円、1分待てば850円です。550円も利益に差が出ます。
しかし最終的に負ける怖さに怖気づいている私は「転売癖」が付いていました。
すぐに利益を確保したいという気持ちが、コスパの悪い状況にしていたのです。
しかし少しずつ利益は上がり1カ月後には口座残高が1万円に回復していました。
転売を多用しなければもっと利益が出ていたと思います。
意味のない転売が、合計50時間も費やした取引で、たったの4,000円プラスという結果につながったのです。
経験談⑤コツコツドカンで利益がなくなる
順調(?)に利益を伸ばした私は、口座残高を見て考えます。
元々は6,200円で始めたので、プラスの4,000円程度を利用して一気に利益を増やそうと思いつきました。
元々6,200円という発想が既に間違っているのですが、コツコツ貯めた利益をスピードアップして増やしたいと考えたのです。
前回から何も成長してない考え方とも言えます。
そこで考え付いたのが、サインツールと転売の組み合わせによる手法です。
この手法に過度な自信を持った私はエントリー額を4,000円に増やしました。
負けても6,200円に戻るだけといった安易な考えです。
一回のベット額を4,000円に増やすと利益も驚くほど上がりました。
一回の転売で1,000円ほどの利益がでます。
利益がでればその分を上乗せし次は5,000円でエントリーをする方法です。
順調に利益を伸ばし、口座残高は16,000円以上・エントリー額は1万円にまで上がりました。
ハイエントリー後、価格は一気に下がりました。
転売をしても0円の状況が続きます。
だんだんと価格が戻り、転売すれば1,000円は返金されるまで戻りましたがさっきまで勝っていたという感情が邪魔して転売ができません。
結局1分前に250円程の返金で転売をしました。
既にメンタルはボロボロでした。
この時点で口座残高は6,000円まで戻ってしまいました。
50時間以上費やして確保した利益が15分でなくなったのです。
妙な脱力感しかありません。
経験談⑥自分が作ったルールが守れない
ここまでで完全にメンタルを崩した私は、もう一度コツコツ取引をする考え方がどうしてもできませんでした。
なぜかコツコツと取引することを恥ずかしいと思った私は、残高すべてを利用して30秒取引をします。
こんなブレブレのメンタルで、尚且つ根拠のない取引。
結果はエントリーする前からわかっていたようなものでした。
守り続けた6,200円もわずか30秒で消えたのです。
- エントリーはすべて15分取引
- サインツールと転売を組み合わせた手法
上記をルールとして取り組んでいた項目を、1度の負けで忘れ30秒取引に走りました。
成長した今の私だから言えるのは、的確なルールをつくり、それを守れなければバイナリーオプションはしてはいけません。
当時の私はルールが守れない人でした。
ここまでの経験談は全て実話です。
最後の失敗でもっと勉強をしようという気持ちになりました。
インターネットだけでなく、バイナリーオプションの書籍も購入し勉強したのです。
バイナリーオプションの失敗から見えた勝利への突破口
私の経験からまとめると、手法が投資ではなくギャンブルだったという結論に至ります。
競馬などで「今日の当たりを最終レースにぶっこむ」や「最終レースで今日の負け分をすべて取り戻す」などと話す人を見たことはありませんか?
私のバイナリーオプションと何ら変わりません。
2分の1の投資で、ギャンブルと同じ発想をしていたのが負け込んだ原因のひとつです。
反省をして勉強を開始し勝利への道を見つけました。
ここからは、今からバイナリーオプションを実際に始めようと思っている人や、私と同じような失敗をしてしまった人へ、これから絶対にやるべきことを5つに分けてご紹介いたします。
為替の知識は間違いなく必要
バイナリーオプションをおすすめするサイトで、次のような売り文句を聞いたことはありませんか?
- 勝率50%の取引なので誰でも勝てるようになれる
- 為替の知識は一切不要
- FXよりも簡単
私がバイナリーオプションを始めたのは2015年頃です。
当時は上記のようなサイトがたくさんあり、私も信じた人のひとりです。
しかし結果は経験談で紹介したとおり惨敗でした。
甘い誘惑を信じた自分を殴りたい気分です。
私のようにならないように、まずは為替の知識を増やしていきましょう。
- なぜ為替は変動するのか
- 円高と円安について
- ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析
最低でも上記は知っておくべきです。
検索すればすぐに理解できます。
勉強をしたことで、取引をしてはいけない時間帯や、為替状況によって利用すべき手法が見えきました。
為替の知識は最低限でも構いません。
絶対に知っておくべきです。
MT4は必須のツール
MT4はFXのトレードツールです。
一般的には、「為替レートを、価格や時間を軸としてグラフに書き表したもの」です。
機能が多彩で、為替の分析ができます。
バイナリーオプションで投資をするときは、MT4を必ず利用しましょう。
自分の手法を見つけ、根拠のあるエントリーをする事が目的です。
- ローソク足の意味と種類
- 主要インジケーターの使い方
- トレンド相場とレンジ相場の見極め方法
- ラインの引き方
最低限、上記の4つは知っておくべきです。
これだけで私は、複数のローソク足を見ることである程度の分析ができるようになりました。
インジケーターとローソク足、さらに相場の見極めができれば、逆張りポイントがより正確に見つけられるようになります。
学べば学ぶほどテクニカル分析は面白いです。
インジケーターを駆使して、自分だけのエントリーポイントを見つけましょう。
勝率の高い手法が勝利に必要です。
バイナリーオプションを行うときの環境作り
バイナリーオプションの環境作りも大切です。
簡単にまとめましたので、次の点に注意をしてください。
- パソコンは必須
- 有線LAN接続
- テクニカル分析ができる環境
- パソコンは必須
パソコンは必須です。
最近はスマホでも取引ができるようになりました。
しかしスマホだけではテクニカル分析ができません。
パソコンでMT4を開き、インジケーターを利用しながら取引をしましょう。
- 有線LAN接続
また、パソコンを利用して取引をする場合、Wi-Fi(無線LAN)環境もおすすめできません。
ラグでうまくエントリーが出来ないこともありますし、私の場合は急に途切れることがありました。
LANケーブルに変更してからは安定した取引が出来ています。
- テクニカル分析ができる環境
テレビやアプリでゲームをやりながらなど、他の作業をしながら取引をするのはやめましょう。
チャンスがこないからといって別の作業をするのはおすすめできません。
熱くなりすぎて画面以外が見えなくなるのも危険ですが、集中力がないのも問題です。
取引環境を整理しておきましょう。
勝つためのルール作り
勝つためのルールは絶対に作りましょう。
経験談から、なぜ今エントリーをしたのかを説明出来ない・根拠のない取引は危険です。
取引に関するルール
取引に関するルール作りはバイナリーで勝つために必要不可欠です。
勝率をあげるためのルールを考えましょう。
- 取引時間を固定する
- 負けたら何故負けたのかを考察する
- 明確なエントリー手法のみで取引をする
- 取引時間を固定する
毎日19時から22時で取引をするなど、取引をする時間帯を固定するといいかもしれません。
為替の値動きは市場の取引時間に影響を受けますので、活発になる時間帯はある程度同じです。
時間帯でチャートの動きも似てくるので、自分で決めた手法によるエントリータイミングが取りやすくお勧めです。
- 負けたら何故負けたのかを考察する
負けたときは一度取引から離れ、チャートを静観すると勉強になります。
自分の知識にない値動きを覚えることで次の取引に役立てるのです。
- 明確なエントリー手法のみで取引をする
自分なりにインジケーター等を利用して動きの規則性を探してみましょう。
そして、ある程度分析が出来たら今度は実際に取引をしてみましょう。
この時、バックテストをとったりして自分の手法が本当に通用するのか確認することが大切です。
投資金額に関するルール
投資金額に関するルールづくりは、利益をだすためのルールです。
ギャンブルではなく投資として取引を継続します。
- 口座残高の10%以下のベット額
- ベット額は同じ日に変更をしない
- 口座残高の10%以下のベット額
始めたばかりの人は勝率等もわかっていないと思いますので、ベット額を口座残高の5%以下からスタートすると落ち着いて取引ができます。
取引スタート時に10連敗以上しても大丈夫な金額と、勝率の高い取引手法があれば利益が出やすいでしょう。
基本的には勝率を計算してそこからベット額を逆算していくようにしましょう。
まずはペイアウト率から損益分岐点を確認しておきましょう。
ペイアウト率が1.85倍の場合、損益分岐点は
「100÷1.85=54.054%」
です。
55%以上の勝率がある手法ならば、利益が期待できます。
しかし、エントリー額を都度変更したら損益分岐点の意味がありません。
エントリー額を都度変えるのはギャンブルと同じです。
バイナリーオプションのペイアウト率は基本固定されています。
経験談でもお伝えしたコツコツドカンをなくすためのルールです。
冷静沈着な取引が絶対条件
ルールを絵に描いた餅にすると負けます。
また、投資はメンタルスポーツです。
熱くなるとルールを無視してしまう可能性が高いです。
常に冷静沈着な取引を心がけましょう。
メンタルを一定に保つために、10連敗しても大丈夫なエントリー額を設定して、心に余裕を持つ事が大切です。
また、勝率の高い手法を見つけることが出来れば負けて熱くなる状態も防げます。
ルールを守るためにも自分にとって価値のあるルール作りが必要です。
ルールを守っても利益がでなければ価値はありません。冷静沈着な取引を継続するためにもバイナリーオプションについて学び、勝てるルールを作成することが大切です。
最後に
今回はバイナリーオプションで失敗をした経験談を解説しました。
まだ始めていない方も、今まさに負け込んでいる方も参考にして頂ければ幸いです。
- バイナリーオプションは簡単と思って始めると危険
- バイナリーオプションはギャンブルではなく投資
- 価値のあるルール作りとメンタル管理が必要
- 価値のあるルールを作るために勉強をする
最初に失敗を経験したからこそ、毎月利益を出せるようになるまで成長出来たと感じています。
この記事を読んでくださった皆様がバイナリーオプションを利用し、安定したメンタルで、安定した収益を出せることを祈っています。